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家族の命と生活を守る耐震設計

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家の性能で最も大事なこと…耐震性

あなたが家に求める最も重要なポイントって何ですか?
デザイン? 低価格? 家計にやさしい省エネ性? 冬あったかく、夏涼しい快適性? そもそも家を建てる目的は何?
そんなこと決まってるじゃない、家族の幸せのためですよね。
じゃあそのために一番に家に求められるのは?
そう家族の生活、命を守る性能です。 地震大国日本において一番最初に求められるのは、耐震性なのです。

ないがしろにされている日本の木造住宅の耐震性能

建築基準法(建物を建てるときに守るべき基本的法律)は建物を4つに分類していて一般的な木造住宅の多くが4号建築物にあたり、構造計算が義務付けられていません。
ただし簡略化するために書類提出を義務付けていないだけで、構造安全性のチェックを免除しているわけではありません。
しかしながら「提出しなくてよいということは、法令にのっとって細かく安全を確認する必要はない」と都合よく解釈している建築士、工務店が存在していることも事実です。
いわゆる『4号特例』の見直し議論が幾度となく上がったものの廃止にはなっていません。※2025年に法改正される予定

【想定外】だった熊本地震

2016年4月14、15日熊本県益城町を最大震度7の地震が2回襲いました。多くの木造住宅が大破、倒壊しました。
建築基準法は第1条で『最低の基準を定める』と明記しています。
震度7が複数回続けて発生することは想定していません。つまり建築基準法に従ってちゃんと建てていても倒壊していたかもしれないということです。
あと複数回の地震の後にも家に住み続けられることも重要なポイントだということが浮き彫りになりました。地震の後の家族の生活に大きく関わることになるからです。

法律が守ってくれないのなら自己防衛を!
これから家を建てるあなたにしてほしいこと
・耐震等級3を満たさない家は建てないと決めること
・耐震性能(家族の命)を軽んじている工務店、ハウスメーカーに依頼しないこと

耐震等級3相当のワナ

そもそも耐震等級3って何ですか?

「耐震等級3」は住宅性能表示制度により表記しているもので、住宅性能表示制度とは日本で初めてできた建物の性能を公的に評価する法制度です。
国に登録されている第三者機関が、共通基準である「評価方法基準」をもとに住宅を評価する仕組みです。
簡単に言うと耐震等級3は、建築基準法の1.5倍の耐震性があるということになります。

じゃあ耐震等級3相当ってどういう意味?

端的に言えば「耐震等級3」ではありませんということです。
評価機関からお墨付きをもらわないと「耐震等級3」を名乗ることはできませんし、地震保険の保険料割引も受けられません。
じゃあなぜそんな表現を使うの。意味なくない?
おっしゃる通り意味ありません。「耐震等級3ではないけれど一応耐震には気を使ってます」というハウスメーカー、工務店の言い訳くらいに思ってください。

ただ相当にも2種類あります。
①ちゃんと計算して耐震等級3を確かめてはいるが認定は受けない
②壁量(壁の強さ)だけは耐震等級3だが、計算はしていない。
耐震等級は壁量だけでは確認できませんので②は【相当】にも値しませんね。

じゃああなたはどうするべきか
ズバリ耐震等級3を取得しましょう。
家族の命と生活を守るためです。等級3を取得することを考えて間取り設計をしていれば費用は意外と多く掛かりません。ただ取得するのに費用が掛かります。
当然コストも大切ですので、相談ください。